『ヘナで白髪染めを始めるために知っておくこと』
2023/12/07
火曜日
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自由が丘 美容室/美容院 hair salon Oeuf (ウフ)>白髪>『ヘナで白髪染めを始めるために知っておくこと』
2023/12/07
「白髪染めしたいけど、ダメージが気になる。」
「髪が細くなってボリュームがなくなってきた。」
「ヘアカラーしていたけど、アレルギーでかぶれてしまった。」
など、お悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
オトナ女性の味方!!最新の予防美容に特化した取り組みを行っているhair salon
Oeuf(ウフ)のオギスです。
Oeuf(ウフ)でも、白髪染めのヘアカラーの需要は益々伸びていますが、その反面、
髪のダメージやアレルギーを気にされている方も増えているのが現状です。
そんな、髪に対する負担やアレルギーを抑えた自然なもので、
髪のキレイを維持していきたいと考えるナチュラル志向の方達が注目している“ヘナ“で、
白髪染めを始めるために知っておくことについて、お話していきたいと思います。
ヘナで、白髪染めを始めるには、ヘナがどのようなものかを知る必要があります。まずは、どんなものなのかをお話します。
ヘナ(ヘンナ)とは、ミソハギ科の和名は、指甲花(シコウカ)とも呼ばれている植物です。
インド、エジプト、北アフリカ、イランなどの熱帯地方で、本来は、自生する植物でしたが、今では、沖縄でも栽培されています。
もちろん、Oeuf(ウフ)で使用するヘナは沖縄の天然100%国産ヘナです。
国産ヘナ(沖縄)
ヘナは、インドでは、古くから薬草としても使われており、髪の毛への効果としては、白髪染めやトリートメントとして知られるようになりました。
粉末状にしたヘナ
ヘナで白髪染めできるのは、ヘナの葉に含まれるローソニアという赤色酵素色素にあります。タンパク質に反応して絡みつき、髪に膜を貼るようにオレンジ色に発色する性質を持っています。
ですので、白髪には、オレンジ色に見えますが、黒髪には、オレンジ色に見え難い特徴があります。
ちなみに、色合いや明るさの見え方は、白髪の量によって左右されます。オレンジ色では明る過ぎると感じる方には、ヘナを染めた後にインディゴ(藍)を使った二度染めでオレンジ色を抑えた自然な仕上がりにすることも可能です。
【施術前】
【施術後】
ヘナで白髪染めをする際には、ヘナの選定も重要になります。ヘナは、大きく2つの種類に分類ができます。
天然のものである“ナチュラルヘナ”と、科学染料を含んだ“ケミカルヘナ”という2種類が存在します。
科学染料を含んだヘナとは、“ジアミン”と呼ばれるアルカリ性の染料を加えたヘナです。“ジアミン”とは、ヘアカラーには必要不可欠で、色の発色のベースになるものであり、ヘアカラーによるアレルギーの原因でもあります。
アレルギーでお悩みの方は、“ケミカルヘナ”を使ってしまうと、ヘアカラー同様にアレルギー反応を起こしてしまうので、“ナチュラルヘナ”を使用しましょう。
また、ケミカルの見極め方は、発色の仕組みにあります。純粋にオレンジ色にならない場合や、明るさの違いや色が選べるヘナには、“ジアミン”が含まれている可能性が高いです。
《ケミカルヘナと天然へナ違い》
写真は、ケミカルヘナと天然へナを1ヶ月おきに交互に施術された様子です。黒矢印部分がケミカルヘナ、オレンジが天然へナです。
最後の施術から1ヶ月ほど経過しているが、以前、他店でされたケミカルヘナ施術部分は退色があまり感じ取れないのがわかると思います。
染めた当初とあまり変化が見られない状態がジアミンが含まれているケミカルヘナの特徴です。これだけ、ジアミンが残るということは、頭皮にも蓄積されてしまうことの想像が尽きますよね。アレルギー体質の方の場合は必ず、知識がある美容師の方に相談することをお奨めします。
この他にも、Oeuf(ウフ)に、初めてご来店されたお客様のお話をしましょう。自然食品を取り扱うお店でヘナを購入して自分でヘナを染めていたのですが、施術後がケミカルヘナをされていた状態でした。天然だと信じて使用していたのですが、ケミカルヘナだったことにショックを受けておられました。今では、自然食品を取り扱うお店や、雑貨屋さん、インターネットでも手軽に購入できます。天然へナだけのものか確認してください。
ヘナは、産地によっても品質が変わります。
日本では上質とされるインド産のヘナと、国産(沖縄)のヘナを、調査研究機関で調べたところ、ローソニアの含有量は1.5倍も、沖縄のヘナにはありました。理由は、紫外線照射量とも言われており、沖縄の方が紫外線量は高いためと考えられます。
それと共に、収穫にも差がでます。
インドではヘナの収穫は、年に1回なのに対して、沖縄では年3回の収穫ができます。
インドは気温2度の時期もありますが、沖縄では平均気温が20度以上あるため気温で収穫にも差がでます。
インド産のヘナは、知名度もあり需要が高いですが、生産が追いつかないことも考えられます。 これにより、栽培の過程で化学肥料を使用したり、収穫の際、葉以外の茎や根などで出荷量を確保しているものもあります。酷いと砂なども混ざっていることもあるので、不純物がローソニアの含有量に影響があると言えます。
沖縄のヘナ畑
ヘナで白髪染めする際、時間も気になると思います。次は、施術工程について紹介しながら時間についても解説します。
ヘナで白髪染めをするには、ヘナの粉末をお湯などで、溶きペースト状にして白髪に塗布しないといけません。
ペースト状にするには、お湯の温度もポイントです。温度は、50〜60℃のお湯を使いよく溶きます。この際、ダマにならないように溶きましょう。加えるお湯の量は、ヘナの固さを見ながら調整するのが好ましいです。目安としては、ヘナの分量に対して、3倍〜4倍のお湯を加えます。固さの目安は、ポタポタ垂れない程度です。ゆるすぎると塗りにくくなるので注意が必要です。
お湯の中にヘナを入れるとだまになり難いです。
混ぜたりない状態。だまになっています。
ベーストの完成です。
粘性の調節と浸透をよくするために、海洋深層水をベースにしたジェルも混ぜるとより塗りやすくなります。
ペースト状のヘナは、作ってから時間を置いた方がよいという説もありますが、ヘナで白髪染めした結果、色の出方にあまり変化は見られません。むしろ、時間を置かず温かい状態で塗布した方が、キューティクルも開きやすくなるので、染まりが良いと感じます。
塗布の順番は、生え際など、白髪が多く目立つ部分に、頭皮から髪に乗せるように塗布をしていきます。黒髪部分は発色だけ考えると、あまり色味は感じられないので、白い部分が気になる方は、目立つところから塗布することをお奨めします。
コーム付きのハケで塗る場合は、コームで梳かし過ぎるのも髪のダメージにつながるので、梳かす際には気をつけましょう。
ヘナの種類により、放置時間は異なりますが、塗布してから1時間から数時間かけて放置した後に洗い流すのが一般的な施術の仕方です。
ちなみに、Oeuf(ウフ)で使用している沖縄のヘナで白髪染めした場合は、早ければ30分で染まります。理由は、先にも述べたようにローソニアを多く含んでいるからです。もし、その他で、早く染まるというヘナには化学物質を混ぜている可能性もあるので注意が必要です。
放置する際の注意点は、乾燥させない事が一番です。乾いてしまうとヘナがダマになってしまうので、ラップやヘアキャップきっちりして乾燥を防ぎます。放置する際の温度も気を配る必要があります。ラップを巻いた後は、タオルなどで包み保温させます。サロンで行う場合は、遠赤外線を当てるなどして温度を上げます。
国産ヘナ(沖縄) 加温放置20分
※国産ヘナなら、自然放置でも30分あれば染まります。
冬場は特に部屋の温度にも気をつけましょう。ヘナの作用の1つに、体温を下げる働きがあります。暑さを凌ぐために、インドの方達は、ヘナを使うこともあるそうです。
身体が冷えやすい方は、血流を良くして体温が上がる水素吸収もへナを塗って待っているお時間にされることをOeuf(ウフ)では、お奨めしています。
詳しい、水素吸引に関する内容もご覧ください。
いま、あなたの髪に必要なものは何か…。頭皮や髪にお悩みを抱えている方に、正しい情報をお伝えし、髪質改善のお手伝いすることが役割です。
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